謎の圧縮低下
悩んでも仕方ないので分解しました。
正直、どこにも見た目は異常が見当たらないのは長年の付き合いで判っているのですが・・・
10年前に腰上をOHして2万キロ少ししか走っていないし
ロッカー廻りはピカピカ!
余談ながら、この肉厚な構造はヤマハらしい所で、ホンダはコスト重視でギリギリまで薄くしています。排気量は違いますが私のXL250Sなどはよくもこんなに安く上げたと驚くばかり。
↑ XL250S
カムシャフト廻りの脆弱な構造 XLは好きですが、もういじりたくないねえ。
新品でアメリカ製 +05mmオーバーサイズ
やや傷あり 当然、適当に磨いて再利用
リング合口も正常値 異常値は私の血圧のみ(笑)
不思議な現象
燃焼室にガソリンを充填 1時間放置後、確かに減っていますが
漏れた形跡無し 蒸発したのか? 全然わからん
諦めきれず、ポート側から無理やり注いで観察
漏れる気配無し!!
実験その2 しつこいなあ!!
さらに程度の悪い部品取りヘッドを準備して ガソリンを満たせば
カーボンが厚く積もる程度下状態です
勿体ないので廃油を入れて・・・
早速、バルブ側に滲み
これが正解なのですが、現車は漏れず。 素人実験 原因がわからず中止
バルブの合面にはカーボン エンジン側も同じく 圧縮が抜けるほどの事でも無いのですが これしか原因は無いとして。いや、やはりキャブかも・・・堂々巡り
バルブ
とりあえずボーリング屋にシートカットと擦り合わせに出しました。
ついでにクランクシャフト
スモールエンド側が経年使用で広がっている様子
動かせばピストンピンが微妙に上下してますが、我慢出来る範囲だと思いますが・・
クランクはSR500用に交換して約5万キロ 30年以上は経過 そりゃ 減るよねえ。
で、スペアを出してきて XT500のクランクとミッション入りで断捨離対象だった物を再び
今じゃお宝のXT500ですが、昔は書無しで5万円程度の鉄屑 愛知県まで普通車で引き上げに行って・・人様の家の前で恥も外聞も無く解体して積んできましたが・・・ 家の奥にはDT-1などビンテージオフが沢山 人を信用しないのか 一切見せてくれなかったあのケチなオヤジ 、もう死んだかなあ(笑) その後も遠方のバイク屋でカワサキW3を解体して積んで帰ったり・・若かったねえ!!
その頃の残骸が今に生きて、そろそろ全てが断捨離対象ですが。
その頃の残骸が今に生きて、そろそろ全てが断捨離対象ですが。
で、こちらはガタなし 上下に動かしてもピッタリ動かず
2012年 組み立て時
XT用はギアが肉抜きなどしてあって、SRのクランクケースに組んで何時か使えればと、いや絶対使わないだろうと・・今回使います。
本日 全バラ完了