30年近く眠っていたエンジンがそう安々と復活するはずは無い
たかが250ccでも 考えが ”甘いねえ”
キャブの掃除とオイル交換程度・・・解っているけど挫けそう
まず、バルブクリアランス=バルブが開いたままでないか?
4バルブヘッドは初めてですが、規定値でクリアが有りタイミング
もOK。 残念、ここでは無い。
点火時期=火花は飛んでいたので、ノーチェックでしたので
再点検 ポイントは専用のやすりで磨いています。
ポイント周りのネジもキズ一つ無く弄ったあとが無いのですが
かなり点火時期が狂っていた様子です。↑が合わせた画像
↓が調整前 点火時期が非常に遅い 5度ほどのずれだから
全く違う所で火花が飛んでいたけど。
30年前、何かの致命的なトラブルで廃車となったか?
それは前オーナーのみ知る事。 とりあえずタイミング
を合わせて再始動の準備。前々週は数秒初爆が有ったので
すが、その後反応無し BMWなんか点火時期が狂ってい
てもアイドリング完璧なんですが。
結局 点火時期の狂いが原因らしい
数発のキックで始動 異音も白煙も無くアイドリング中
が、しかし排気音が異様に大きくW1より激しい。状態は
錆び大ながら穴空きが無く、現役時は他の方の情報でも至
って静かな排気音だったらしいのですが。
基本的にマフラーの容量不足は感じるのですが・・・
とにかくウルサイ、でこのまま試走。
現実はクラッチの貼り付きで走行不能。再びカバーを開けて
クラッチ分解。
新品部品は出ないので錆びを落として組み立て
近所の裏道を走行
ミッション入りました!! これで一つクリア。
うるさ過ぎるので早々に次の作業。エンジンは生きていたので
次はフレームへ気分転換に移動。
積み替え用の書付きフレーム
実は業者から届いて一度も点検せず。フレームNoは錆で読めない
恐る恐る発掘して確認 どうやら正規刻印でひと安心。
廃車証から高知県のバイク屋が最終の名義。約10年前に廃車
そして、どういう経過か岐阜県の業者が解体してネットへ・・・
流浪転生の人生。
夕暮れ前に錆び落とし後錆止めスプレー攻撃中
こちらも馬鹿な失敗をすでにしていますが
今週は此処まで
ネタ切れのため私の好きなオフ車でも
以下独断と偏見の数台
KL250
余分な部分を削ればこうなる と言う見本か、硬派のカワサキ
これも部品は当然出ない=さすがカワサキ!!
初代 KL250A
実は部品取りを2台も所有したことが有って、レストア断念した
情けない思い出あり。 ダウンマフラーが最高の雰囲気です。
復活させたかった1台 だから今回のSLは何とか走らせたいのですが。
初期の kawasaki のロゴ入りの初期型
MT250 エルシノア
結構 安っぽい造りなのですが、味わい深い2スト
ペナペナのフェンダーフラップが一番似合う1台だと思います
DT250
初代DT-1のほうが格好良いのですが、こちらの完成度も
そして ひょっとこタンクに注目 ヤマハのセンスの良さ
オフ車とは思えない美しさ
XL250S
先日1年で手放しました=出来過ぎでイジル所が無い
解っていたんですが逆につまらない・・・1978年ながら
今でも通用しそうな優等生車両
XL350
輸出専用のため実車は見たことがありません。
この無用なダウンマフラーが最高です。
エンジンも250のボアUPでなくクランクも別物らしい
XR250
10年近く乗りましたがXL250Sと同様に文句なし
初期のリアブレーキがドラムの型式
XT500
今や名車となって・・・確かに最高のオフ車
続く