大阪市内 南の繁華街に残る写真館を早朝に撮影
日中はもとより、早朝まで人通りが絶えないこの通りにひっそり
残る無名の昭和の建物です 以前から気になっていて、朝の人
通りの絶えた時間を狙って・・・・いやまだ昨夜の酔客とホテル
帰りの姿が多くてカメラを出すのも気が引ける場所なのです。
単車の爆音で堂々と乗りつける勇気もないので静々とここまで
押して到着。 そして、しばし鑑賞
おそらく昭和30年代の造作 年月を経て陰鬱とも感じる雰囲気に
浸れます。
道路側のみ一部3階という微笑ましい造作
看板建築と言われる物です
空きとなったショーケースより、休業中でしょう
今となってはわざわざ写真館へ撮影に参る方も皆無なのでしょう
そして店主も高齢で継ぐ方も居られず。きっと昭和30年代は付近
の富裕層や商店主で繁盛していたはずですが、もう昔の事で誰も
覚えちゃいません。
この南界隈には昔から写真関係の会社が多数あって、当時の
写真雑誌にも近くの古い住所があります。そして手書きの
コピー文字が懐かしい雰囲気、この店のロゴも同じ雰囲気
なのです。
アサヒカメラ 1959年7月号
1959年のカメラ雑誌と同年代の一眼レフカメラ
ひょっとして、此処でも使われていたかも。
カラ―ページが総天然色
掲載された写真も天然系=自然な感じで理解し易く
いいねえ・・・モデルさんが今風に見えるのが不思議
きっとこの写真館も同じ時代を過ごしたと思います
・・・・ 勝手に想像し感傷に浸るのです
昭和の時代にしばし回帰中