4ストマルチの憂鬱と夢
国産マルチの元祖CB750フォアのエンジンは基本的にヘッドカバーすらもエンジンを降
ろさないと外せない。千円少しのカバーOリング交換でも全員総降しであります。
この750の場合フレームとエンジンのクリアが少なく、降す場合はジャッキで上げてずらして
そして隙間に棒でも突っ込んでこじるを繰り返すという作業。 エンジンは80kg以上あり
積むときは逆の手順を踏むとせっかく塗装したフレームが傷だらけとなり、もろい材質のフィン
も下手をすると欠けてしまう馬鹿な経験も多数。
2度目からは70年代のモーターサイクリスト誌の記事で---積む時は横倒しにしたエンジンに
裸にしたフレームをかぶせるのが常識---をやっと知りいとも簡単に載せる事ができました。
しかしながら、ばらしたエンジンもハズレであれば色々手間がかかり、もう二度とやるものかと思う
事を繰り返しつつ、K1を2回K4を1回(部品取りの解体を合わせると計4回) 20代と30代後半
に馬鹿なレストアもどきを行いました。 なぜか全て真夏の7,8月に、その都度夏バテと伴にもうこれで
最後にしようと誓い・・・40代後半に至る。手元には再びレストアベースのフォアが鎮座。
こちらはCB750は面倒で腕が悪くてうまくできないのでやめる誓いのあと手にかけた掟やぶりのCB500 やっぱり真夏 だった。そして全バラOH後調子が出ずに結局放出!(あいかわず腕の未熟さが原因)
↑ 昔の画像を見ればもう一度 降ろしたい気分に....これはK4のヘッドだったか
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あんた、また 犠牲者(車)を出すんかいな、と言われそうで、我慢。
(画像はCB500F。一次チェーンがハイポチェーンになったりして750より静かでメンテ
しやすいバイクでしたが、CB550のクラッチとミッションに入れ替え)色々失敗したけど
もう昔の話。またまたCB500も欲しくなりそうで・・・
また今度。